生命保険の選び方

2021.07.27

生命保険の目的別の選び方「葬儀費用を用意しておきたい」

現在、日本では年間、約137万人の方が亡くなっています。(厚生労働省「令和元年人口動態総計」より)

そして人が亡くなるとほとんどの場合葬儀が行われます。
そして葬儀にはお金がかかります。この葬儀費用などをどのように準備しますか?

ここでは、もし自分が万一亡くなった場合、「家族に迷惑をかけないようにするためにお葬式代やお墓代くらいは用意したい」と考えたときに、「押さえておくべきポイント」と「どんな保険を選んだら良いのか」についてお伝えします。

■葬儀費用について考える

人はいつか必ず亡くなります。でもそれが「いつ」なのか、誰にもわかりません。
だから葬儀費用の準備は年齢に関係なく早く準備した方が良いのです。
また、預貯金ではなく生命保険で準備した方が合理的です。生命保険にもさまざまな種類がありますが、葬儀費用を準備するなら「終身保険」が最適でしょう。

その理由は…
  
  ◆保障が一生涯継続するから、いつか必ず保険金が受け取れる
  ◆払った保険料よりも万が一のときに受け取れる金額の方が大きくなる
  ◆貯蓄性があり、解約した時もお金が返ってくる

お葬式代の準備のために保険に加入する際には、払った金額よりも受け取れる金額の方が大きいことがメリットです。
また、保障は一生涯継続するのに、保険料の払い込みは働いているうちに終わることもできます。
こうしておけば、定年退職後も保険料の支払いを気にする必要もありません。

ただし、年齢が高くなってから加入の場合は、支払った金額が受け取れる金額よりも高くなるケースもあります。
そのため、加入する・しないは別にして早めに検討する方が良いです。

■終身保険は若いうちに加入した方がお得?

終身保険は若いうちに加入した方が良い理由があります。
ある保険会社の終身保険の保険料例を使って説明します。

まず、35歳の男性が65歳までで保険料を支払いが終わるように加入した場合です。

性別:男性
契約年齢:35歳
保険金額:500万円
保険料払込期間:65歳
月払保険料:12,135円(支払保険料合計:4,368,600円
保険料の払込が終わった後に(66歳時)に解約した場合に返ってくる金額:4,437,350円     
※上記は保険料の一例です。契約年齢や保険会社によって実際の保険料は異なります。


        
次に同じ保険に、55歳男性が加入したときは下記のとおりです。

性別:男性
契約年齢:55歳
保険金額:500万円
保険料払込期間:65歳
月払保険料:41,050円(支払保険料合計:4,926,000円
保険料の払込が終わった後に(66歳時)に解約した場合に返ってくる金額:4,437,350円
※上記は保険料の一例です。契約年齢や保険会社によって実際の保険料は異なります。

・若いうちに加入した方がいい理由 その1

35歳で加入する人の保険料は、月々12,135円を30年間で合計4,368,600円
55歳で加入する人の保険料は、月々41,050円を10年間で合計4,926,000円

万が一の時に受け取れる金額は同じ500万円ですが、保険料の合計は35歳加入の方が約55万円も安くなります。

・若いうちに加入した方がいい理由 その2

保険料の払込が終わった後に(66歳時)に解約した場合に返ってくる金額は、どちらも4,437,350円です。
35歳で加入する人の場合は支払った金額よりも多いですが55歳で加入する人の場合は支払った金額よりも少ないです。

■まとめ

お葬式代やお墓代を目的として保険に加入するなら、保障が一生涯継続する「終身保険」を選びましょう。期限がある保険(保険期間が60歳までとか加入してから10年間とか)だと期限を過ぎてから亡くなった場合にはお葬式代が準備できず、せっかく保険に入っていても払った保険料が無駄になってしまいます。
同じ終身保険でも、保険会社や商品によって細かい条件がさまざまあります。
加入の際は内容をしっかり確認したうえで選んでくださいね。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

やすはる 株式会社WDC リアほ業務管理責任者 

大手旅行代理店にて、ツアー獲得本数NO.1常連のトップセールスマンとなる。その後ヘッドハンティングにより保険会社に入社、セールスマネージャーとして人材育成に11年携わり、のべ100名以上を育成する。 2020年6月に株式会社WDCに創業メンバーとして参画。

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